2018年 ザ・メモリアルトーナメント

復活優勝へ5打差 ウッズは得意コース攻略に自信

2018/06/03 13:13
5打差を追って最終日へ。ウッズは逆転優勝なるか

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 3日目(2日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)

「この2日間のようなゴルフをできればまだチャンスはあるはずだ」。首位と5打差の通算9アンダーの7位タイで最終日を迎えるタイガー・ウッズは、復活優勝のチャンスに狙いを定めている。

24位から「68」で浮上。前半5番(パー5)で4mのイーグルパットを沈めると、地響きのような歓声が上がった。勢いに乗って後半15(パー5)番までに4つのバーディ。計6つスコアを伸ばし、一時は通算11アンダーで首位タイの座に躍り出た。

最後は「テンポが悪くなって、本当に悔やまれる」と16、18番をともに3パットボギーとし後退した。それでも過去5勝した得意大会で上位争いに顔を出し「きょうは『68』が限界だったんだと思うよ」と納得した。

今年1月にツアー復帰し、今季の最高は3月「バルスパー選手権」の2位。大会のホストを務めるジャック・ニクラスは試合前、報道陣を通じて「タイガーは勝つための方法を再び学ばなくてはならないね」と話した。それを伝え聞いたウッズは「必要なことは理解していると思うよ」とうなずいた。

最終日は悪天候も予想される。「条件も変わる。ただこのコースではすべてがうまくいく。キャリアの中で常に、ここでは心地よさを感じてきたんだ」。2013年「WGCブリヂストン招待」以来のツアー通算80勝目、大会最多の6勝目へ。レジェンドのための舞台は、用意されている。(オハイオ州ダブリン/林洋平)

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