2018年 ザ・メモリアルトーナメント

最終ホールで好感触 松山英樹は5打差から「プレッシャーをかける」

2018/06/03 09:13
最終ホールで好感触をつかんだ。松山英樹は最終日に追い上げを誓う

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント3日目(2日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)

苦しかったラウンドの最後に好感触はあった。4位タイから出た松山英樹は1イーグル4バーディ、5ボギーの「71」で回り、通算9アンダーの7位タイに後退した。ショットの内容を「マイナス100点」としながら、「最終ホールのショットは良かったので、あすにつながると思う」と首位と5打差で迎える最終日を見据えた。

ジェイソン・デイ(オーストラリア)との2サムラウンドは出だしからつまずいた。1番のティショットを左のクリークに入れボギー発進。ショットが安定しない中、8mを入れた4番から2連続バーディを返したが、1打目を右ラフに入れた6番でまたボギーをたたいた。

フェアウェイキープ率57.14%、パーオン率55.56%は3日間で最低。残り229ydの2打目をピン左2mにつけ、歓声を浴びイーグルを奪った後半15番(パー5)にも「たまたま(ピンそばに)ついたショット。きょうは狙ってつけられたショットはなかった」と振り返った。

気温30度ほどのムービングデー。「(きょうは)苦しいどころじゃないっすよ」。ただ、ショートゲームで粘り続けた最後に、確かな収穫が待っていた。パーに終わった18番。「最後のティショットで気づいた」という。

ショットの調子を開幕前に落とし「初日、2日目と微調整しながらやって2日間はすごく良かった。ただ、それをやりすぎた傾向があった」と分析。フェアウェイからの2打目はわずかにグリーンをオーバーし、結果的にパーに終わったが、「(18番の)セカンドショットもすごく良かったので、これをちょうど良いところにとどめられれば、チャンスはすごく増えてくると思う」と言った。

トップとの差は前日の3打からふたつひらいた。それでも今季、首位と最少差で最終ラウンドを迎える。「差は仕方ないし、5打差にいれることが大きい。最近、上の方で回っていなかったので、きょうのラウンドは緊張したし、気が引き締まった」。悪天候も予想される最終日は3サムとなり、ロリー・マキロイ(北アイルランド)、デービッド・リングマース(スウェーデン)と同組になった。14年大会覇者は「あした初日(「65」)以上のビッグスコアを出せばチャンスはある。プレッシャーをかけられる位置にいきたい」と日曜日をにらんだ。(オハイオ州ダブリン/林洋平)

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