2018年 ザ・メモリアルトーナメント

「こっちに来てから全然ダメ」松山英樹のショットの調子は?

2018/05/30 08:34
松山英樹は好感触を得ていたショットに不安を示した

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前情報(29日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)

2週ぶりのツアー出場になる松山英樹は、開幕2日前に宮里優作と9ホールの練習ラウンドを行った。前回出場した「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」で復調気配を見せていたショットは「こっちに来てから悪いですね」という。

気温が30度ほどに達した正午。先にアウトをラウンドしていた東北福祉大の先輩・宮里に交じってインをチェック。27日(日)から3日間(イン、アウト、イン)続けてのハーフラウンドになった。

好感触を得ていたショットでスコアを作った前戦の最終日から、試合のなかった前週はラウンド中心の調整に充てた。「そのとき(前戦の最終日)の感覚がかなり良くなっていたし、練習でも持続できたかなって思っていた。けど、実際こっちに来て全然ダメですね」。

この日の9ホールでは進藤大典キャディらにショットを携帯で撮影してもらい、確認を繰り返した。「映像で見るとだいぶまとまり始めてはいるので、そこら辺は救いかなと思う。映像では分からない部分をしっかり調整できれば」と話した。

ジャック・ニクラスがホスト役を務める大会では、2014年にツアー初優勝を挙げた。広いフェアウェイを外すと、多くの選手が警戒する深いラフにつかまる。ハザードなどのトラップも多く仕掛けられ、「本当にショットがものを言うコース。フェアウェイをキープしたら、ピンポイントで狙っていくしかない。その技術があるかどうかだと思う」と分析した。

「試合の途中で良くなることが多いので、もっと切羽詰まって練習した方がいいのかなと思い、きょうやっているけど、なかなかうまくいかない」とし、「『バイロン』のときのようなショットが打てたら優勝ってなるけど、なかなかそこまではいかない。まずは予選通過できたら」と冷静に開幕を見据えた。(オハイオ州ダブリン/林洋平)

2018年 ザ・メモリアルトーナメント