米国男子ツアー

ウッズ我慢の「72」 首位と7打差で決勝へ

2018/03/17 14:35
ウッズは15番で難しいバンカーショットからパーを拾った(Sam GreenwoodGetty Images)

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 2日目(16日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ◇7419yd(パー72)

タイガー・ウッズは前半アウトで2ボギーをたたいた後、後半に2バーディを奪って「72」。通算4アンダーのまま、順位は7位タイから17位タイに後退。トップとは7打差で決勝ラウンドに進んだ。

ウッズはスタートの1番で第1打を左に大きく曲げるトラブルからボギー発進。「きょうは身体の動きが良くなかった」と、9番では18mのバーディパットがカップを越えて、カラーまで出てしまうミスで2つ目のボギーをたたいた。

午後のスタートで乾いたグリーンなどに苦しんだが、見せ場はバックナインで作った。12番(パー5)でようやくバーディを決めると、15番では左手前のバンカーのフチに張り付いたボールをグリーンに乗せ、6.5mをねじ込んでパーとした。続く16番(パー5)は右ラフから192ydを残した2打目で、キャディのジョー・ラカバから「クリークの手前に刻む距離を知りたい?」と聞かれたが、「いや。ピンまではいくつだ?」と即答。5Iのフェースを開いて強振し2オンに成功。2パットバーディでスコアをティオフ時に戻した。

「きょうは良いショットを打てなかったが、トーナメントからはじかれないように歯を食いしばった。アンダーパーをマークできれば良かったが、そうできなかった。それでもそれに近いプレーはした」。過去8勝のコースでの戦いは残り2日。予選同組の松山英樹ジェイソン・デイ(オーストラリア)とがっちり握手を交わして週末に向かう。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)