終盤に痛恨ダボ 池田勇太69位、小平智96位
◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 初日(15日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ◇7419yd(パー72)
大会前週の世界ランキング50位以内の資格で出場した池田勇太と小平智は、それぞれ1オーバー69位タイ、3オーバー96位タイで滑り出した。いずれも後半のダブルボギーが響き、上位発進ならず。予選通過に向けて、2日目はアンダーパーフィニッシュが求められそうだ。
午後のスタートとなった池田は、前半アウトでグリーンスピードへの適応に時間を要した。出だし1番でティショットを左のペナルティエリアに打ち込みダブルボギー。「気合が入って引っかかったが、挽回できると思っていた」とすぐに切り替えたが、「練習グリーンに比べて(本コースは)かなり速かった。フロントナインは四苦八苦した」という。
9番でカラーから15mほどをパターで沈めてバーディとし、後半16番(パー5)までに、さらに3バーディを重ねた。落とし穴はその直後。17番(パー3)でピンを狙った5Iでのティショットが手前のバンカーのフチのそばにめり込み、3打目はグリーンオーバー。「あんなに飛んだことにビックリしてしまった」と、この日2つ目のダブルボギーで後退した。
小平はこの日、午前7時35分のトップスタート。投光器で照らされた早朝のドライビングレンジで練習してからのティオフは序盤、気温5度以下と厳しい寒さに包まれた。「めちゃくちゃ寒かったです。ああいうコンディションで身体も固まった」
その環境下で前半アウトを3バーディ、3ボギー。ところが第1打を右に曲げた11番をボギーとした後、15番で残り60ydの第3打をダフらせて手前のバンカーに。終盤のダボに「凡ミスをしてしまったのが痛かった」と反省した。予選カットラインは上位70位タイ。「バーディを計算できるホールがいくつかある。あしたは伸ばしたい。あしたは(午後のプレーなので)寒くないはず。そこは良いように捉えてやりたいです」と奮起を誓った。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)