2018年 バルスパー選手権

ウッズは難所でナイスリカバリー “スネークピット”を無傷で突破

2018/03/09 11:44
上位発進に及第点を与えたウッズ(Sam Greenwood/Getty Images)

◇米国男子◇バルスパー選手権 初日(8日)◇イニスブルックリゾート&GC(フロリダ州)◇7340yd(パー71)

大会初出場のタイガー・ウッズは5バーディ、4ボギーの1アンダー「70」でプレーし、首位と3打差の8位タイで初日を終えた。ツアー屈指の難所として知られる、上がり3ホールの“スネークピット”(蛇の巣穴)では、ギャラリーを沸かせるシーンが続出。好スタートにつなげてみせた。

16番では1打目を左の林に打ち込み、木の近くにボールが止まるトラブル。アドレスはとれるものの、木はウッズのすぐ左斜め後方に迫り、インパクト後のフォロースルーでクラブシャフトとの衝突が避けられない状況だった。

Inside the gallery of one INCREDIBLE shot. 👀😱 pic.twitter.com/wzcfYWSEcn

— PGA TOUR (@PGATOUR) 2018年3月9日

「気分は悪かったね。クラブが壊れて飛んで行くかもしれないと、周囲の人に警告したんだ」。やや遠巻きに見守るギャラリーに囲まれながら、ウッズはウェッジで強打。クラブは木に衝突した反動で前方に飛んだが、低く打ち出されたボールは林の間を抜け、グリーン手前まで達するナイスリカバリー。3打目をピンに寄せてパーセーブに成功した。

ピンチを回避して迎えた17番(パー3)。5番アイアンから放たれたボールは緩やかなフェード軌道を描きながらピン方向に向かい、ピン右奥50cmに。5つ目のバーディで1アンダーとし、最終18番をパーで締めくくった。

強い風が吹く中で上位発進とし、「取り組んでいることが少しずつ良くなってきている」と手応えを口にしたウッズ。「風の中で良いテストになったし、タフな状況で満足なボールコントロールができた」と、初日のラウンドに及第点をつけた。

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