米国男子ツアー

ウッズは3年ぶりトップ10逃す「自分への期待は高まった」

2018/02/26 11:34
復帰後最高位で終えたウッズ。4月「マスターズ」に視線を向ける(Mike EhrmannGetty Images)

◇米国男子◇ザ・ホンダクラシック 最終日(25日)◇PGAナショナル (フロリダ州)◇7110yd(パー70)

3年ぶりの米ツアートップ10こそ逃したが、「70」で回り通算イーブンパーの12位。復帰後の最高位にタイガー・ウッズは「修正は必要だが、自分への期待は高まった」と語った。

7打差を追って思惑通り序盤から先行し、後半14番までに一時3アンダー。「6アンダーまでいくとプレーオフの可能性もあり得ると思った」が、この日も終盤難関のベア・トラップ(15~17番)で失速した。

「カット目にピンを狙ったけど(距離が)足りなかった」と15番(パー3)で右手前の池に落とし、今週2度目の同ホールでのダブルボギー。続く16番もボギーとし、「決して簡単なホールではないが、終盤をうまく乗り切れれば別の結果もあったかもしれない」。

強風の中で4日間最高のパーオン率77.78%に「風もコントロールできているし、全体的には満足している」。パットには「グリーンの速さなどもあるが、もっと作り上げていきたい」とした。

1月の「ファーマーズインシュランスオープン」で1年ぶりにツアー復帰し、実戦で計10ラウンド目。復帰後初の連戦を終え「長い間離れてスイングや気持ちの部分で大きな変化が必要だった。初めての経験だったけど、ラウンドを重ねて徐々に慣れ始めてくる。ペースなども、感覚を取り戻せると思う」。

次の出場予定は明かさなかったが、4月の「マスターズ」に向けて「復帰したときの最初の目標が4月までに調子を良くすることだった。来週(出場権のない「WGCメキシコ選手権」)に出られれば良かったが。試合に出ながらトレーングを続ける必要がある。(来週は)一度リセットしてジムで体作りをしっかりしたい」と前を見据えた。