米国男子ツアー

ウッズは917日ぶりの60台「忍耐強くやれている」

2018/02/25 11:23
タイガー・ウッズは最終日の追い上げを目指す(Sam Greenwood/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・ホンダクラシック 3日目(24日)◇PGAナショナル (フロリダ州)◇7110yd(パー70)

上位陣がスコアを伸ばす展開でタイガー・ウッズは3バーディ、2ボギーの「69」。首位と7打差の通算イーブンパー11位につけ「アンダーで回れたことは良かった」。パー70だが、米ツアーでは2015年「ウィンダム選手権」第3ラウンド以来、917日ぶりの60台とした。

後半12番で5mのパーパットを入れて右拳を振り下ろす。例年以上に硬く仕上がったグリーンは「かなり速さがあるし、風も吹くので難しい」としたが、続く13番でもタッチをあわせて2つ目のバーディを奪った。

終盤の難関3ホール“ベア・トラップ”の15番と17番(ともにパー3)は「15番は引っ掛け気味に入るなど、ティショットにミスが出た」とともにボギー。それでもグリーン左ラフから転がして40センチに寄せた最終18番(パー5)はバーディで締めた。拍手が送られる中、ウッズに敬意を込めて“BOSS”と記されたキャップをかぶった同組のジェイソン・ダフナーと握手をかわした。

今年1月「ファーマーズインシュランスオープン」で1年ぶりにツアー復帰して3試合目。「試合ではまだ9ラウンド目。少ない中で忍耐強くやれている」。突風の吹く中でも今大会平均飛距離は316.2ydとし「微調整はしているが、上手くヒットはできた」。

2012年大会は18位から出た最終日に「62」で、優勝したロリー・マキロイ(北アイルランド)と2打差の2位。「ロリーとのことを連想させるけど、今週はベストスコアが『65』だから当時とコンディションも難易度も全く違う」と冷静に語った。一方で「何が起きるかはわからないが、アンダーは必要。最終組より早く出るから少しでも先行していけたら」と話した。