きっちり越えた“最低限” 松山は予選落ち危機からスパート
2018/01/27 10:56
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン2日目(26日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース7698yd ノースコース7258yd
後半になって強く吹き始めた風にも、松山英樹は崩れなかった。決勝ラウンドでも使うサウスコースを回った2日目。松山は5バーディ、2ボギーの「69」で通算3アンダーへスコアを伸ばし、84位から33位に浮上して週末へと駒を進めた。
6番までに3バーディを取りながら、7番、12番でボギーを叩いて1アンダー。その時点で、「嫌でも気になる」という週末の運命を分ける予選カットライン上にいた。だが、15番で上から7mを沈めて2アンダーとし、最終18番(パー5)もバーディ締め。前日に「最低限」とした予選通過をしっかりとものにした。
「最初と最後はよいプレーができたと思う」と振り返った松山。日々調整中のスイングは、「変えたという感じじゃないけど、きのうとは別もの」だという。「ちょっとしたことでうまくできなくなったり、意識したところを忘れたり…。そういうところで乱れている」というのが自己分析。「よくアンダーパーで回れたし、予選通過できてよかった」と続けた。
「4日間やっても残り2日が悪かったらストレスが溜まるけど、落ちるともっとストレスが溜まる」と表現した予選通過。「とりあえずショットをしっかり修正したい」と、やるべきことは明確だった。(カリフォルニア州サンディエゴ/今岡涼太)