「このショットでは戦えない」小平智は最下位で予選落ち
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 2日目(12日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
小平智は5ボギーの「75」と巻き返せず、通算10オーバーの143位で予選落ちした。棄権した選手を除く最下位でハワイを去ることになり「このショットでは戦えない」と落胆した。
決勝ラウンド進出にはビッグスコアが必要だったが、グリーン手前のバンカーに入れた前半4番(パー3)でボギーを先行。ともに1打目をラフに入れた6番と9番(パー5)でもスコアを落とした。
狭いフェアウェイを攻略するため、後半は「曲がっていたドライバーは1回しか握らなかった」と攻め方を変えたが、2ボギーを重ねた。「やっぱりドライバーが良くならないと厳しいですね。いまのゴルフで優勝争いをするというイメージは持てない」と嘆いた。
次週は国内ツアーの初戦「SMBCシンガポールオープン」に参戦。現在の世界ランクは51位だが、3月末までに「マスターズ」(4月)出場権が与えられる同50位以内を目指す。
昨季国内賞金王の宮里優作は通算5オーバー134位に終わった。10回目の出場で6度目の予選落ち。バミューダ芝に苦戦し「あわないという感じ。セカンドショットが引っかかって左に飛んだ。コントロールもきかなかった」と振り返った。一方で「結果は出なかったけど、きょうはミスパットはなかった。調子は悪いというわけではないので、今週のイメージを持っていかずに頑張りたい」と語った。
米ツアーデビュー戦となった小鯛竜也は通算4オーバー125位で予選落ち。初日は出遅れたが、この日は「69」で回った。夢舞台での初戦を終え「自分らしいゴルフは出来た。すごく刺激になったし、足りない部分もわかった。またここに戻ってきたい」と誓った。(ハワイ州ホノルル/林洋平)