ハワイから始まる海外5連戦 片岡大育のニューイヤー
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 事前情報(9日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
3年連続での大会出場となる片岡大育は「コンディションは良い。まずは予選を突破して結果を残したい」と上位進出をにらんだ。新年はハワイでの今週から、海外5連戦の過密日程になる。「どの試合でも結果を出していきたい。飛距離も伸びているので、楽しみがある」と述べた。
開幕を2日後に控えたこの日は、アウト9ホールの練習ラウンド。その後、練習場に直行して黙々と打ち込んだ。あすはプロアマ戦で最終調整する予定で、前日を含めて計45ホールの事前ラウンドを重ねて初日を迎えることになる。
オフには飛距離アップを目指した。昨年10月の世界選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」の第3ラウンドで、フィル・ミケルソン、ジェイソン・デイ(オーストラリア)との同組を経験した。1打目で最大80ydほどの差をつけられた。「飛距離への意識がすごく変わった」と振り返った。
「(オフは)忙しくてビッグチェンジはできなかった」としたが、「(飛距離は)今までそれほど意識してこなかった部分。10~15ydほどは変わってきたと思う」。一方、今大会はフェアウェイが比較的狭く、「今週はラフにいくリスクもある。コースに応じて使い分ける必要がある」とした。
今大会を終えるとアジア開催の日本ツアー「SMBCシンガポールオープン」(1月18日~)、「レオパレス21ミャンマーオープン」(1月25日~)に出場予定。さらに昨年9月の日亜共催「ダイヤモンドカップ」を制したことで、欧亜共催の「メイバンク選手権」(マレーシア/2月1日~)、「ISPS HANDA ワールドスーパー6パース」(オーストラリア/2月8日~)と転戦する。
「もうここからは試合を意識してやっていかないといけない。これからの試合では(フェアウェイが)広くて飛ばさないといけないところも出てくる。どの試合でも上位を狙っていきたい」と気を引き締めた。(ハワイ州ホノルル/林洋平)