2018年 セントリートーナメントofチャンピオンズ

大みそかにハワイ入り 松山英樹は好相性のカパルアで新年初戦

2018/01/03 17:41
真っ青な海を背に松山英樹は精力的な調整を続ける

◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 事前(2日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73)

前年のツアー優勝者に出場選手が絞られるチャンピオン大会。2年連続出場の松山英樹は12月31日にハワイ入りし、開幕2日前の2日に当地で練習ラウンドを実施した。好相性の舞台で行われる2018年初戦に向け、精力的な調整を続けている。

12月のツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」以来1カ月ぶりの競技を前に、正午過ぎに会場入りした松山は、練習グリーン、ドライビングレンジで汗を流して1番ティに立った。激しいアップダウンに加えて、ホール間の移動距離が長い同コースでは、カートを使用して練習ラウンドを行う。約4時間をかけて18ホールを念入りにチェックした。

この日の組み合わせ発表で、リッキー・ファウラーと初日に2サムで回ることが決まった。過去2度の出場で松山はいずれも優勝争いを演じている。2015年は1打差の3位。昨年は優勝したジャスティン・トーマスと最終日最終組で争い、3打差の2位に終わった。勝負どころで涙を飲んできたが、計8ラウンドで一度もオーバーパーはなく、平均ストロークは「68.125」。パー73の設定の中、単純計算で1日5アンダー近くスコアを伸ばしてきた。ツアー公式ホームページのパワーランキング(優勝予想)では5位に入った。

一方で、グリーンのコンディションが厄介な存在になるかもしれない。逆目のラインではパットを強気に放っても「重い」とショートする場面があった。午後6時に終えた練習ラウンド後は、陽の傾きかけたパット練習場に戻り黙々とボールを転がした。

住友ゴム工業関係者によれば、プロ転向後から同社が吸収合併したダンロップスポーツと用具使用契約を結んできた松山は、昨年末に新たに契約延長に至ったばかり。あすのプロアマ戦で最終調整を行う。(ハワイ州カパルア/林洋平)

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