2017年 WGC HSBCチャンピオンズ

前年覇者・アジア代表の松山英樹「もっと勝っていかないと」

2017/10/25 19:21
松山英樹はカップを守り切れるか!? 開幕前の上海でのフォトセッションでジョンソンらと共演した(WGC HSBC Champions/Getty Images)

◇世界ゴルフ選手権◇WGC HSBCチャンピオンズ 事前情報(25日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7266yd(パー72)◇

アジア人として初のWGC制覇を成し遂げた松山英樹が、1年ぶりに中国・上海に帰ってきた。会場内には、ディフェンディングチャンピオンの写真がデカデカと掲げられ、PGAツアー公式ホームページによる事前の優勝予想では1位に推された。「ここに1年ぶりに戻ってきて、すごくワクワクしている。またここで良いプレーをしたいという気持ちがすごく強い」と、連覇に向けた意気込みを力強く語った。

昨年は2位に7打差を付ける通算23アンダーで圧勝した。「1年前のことなので、もう忘れました」とそっけないが、地元・中国メディアから「アジアと欧米の選手の差は縮まってきていると思うか?」と問われると、「一番の違いは体格差」と前置きしながらも、「欧米の選手でも、身長が大きくなくても飛ぶ選手、うまい選手はいる。そういう意味ではアジアの選手でも戦っていけると思うし、現時点でも戦っている選手はいる。でも、僕自身も含めて、もっともっと勝っていかないとその差は縮まっていかない」と続けた。

撮影の裏側…ジョンソンらは宙吊りです(WGC HSBC Champions/Getty Images)

先週は体調の回復を優先させ、また台風の影響もあって、練習に十分な時間を割けたわけではないという。現地入りしたのは開幕2日前の夕方。この日、プロアマ戦で回った18ホールが、今週の初ラウンドとなったが、1Wは数本を持ち込み、ほぼ毎ホールのティグラウンドで自身のスイングを撮影してチェックするなど、限られた時間の中で必死の調整を行った。

「周りの評価はどうか分からないけど、ここでもう1回勝ちたいという気持ちは強い。いまは自然体でいられているので、あす良いスタートが切れたらいい」と松山はいう。もう一度、あの圧巻のプレーを再現したい。(中国・上海/今岡涼太)

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