2017年 セーフウェイオープン

カリフォルニアの山火事で、米ツアー開幕戦の観客席など焼失

2017/10/18 12:51
カリフォルニア州を襲った山火事(Myung J. Chun/Getty Images)

米PGAツアーの今季開幕戦「セーフウェイオープン」(米カリフォルニア州ナパ、10/5-8)が行われた会場シルバラードリゾート&スパが、大会後、カリフォルニア州北部に広がった大規模な山火事で、コース内に設置した観客用の仮設スタンドが燃えるなどの被害を受けている。

山火事は大会最終日の8日にカリフォルニアワインの名産地としても知られるナパに燃え広がった。大会中からコースへと迫り、大会閉幕の数時間後にはコース内の観客席やテント、樹木などを焼いた。現地報道によると、山火事被害は17日までに800平方キロ以上を焼き、焼失家屋3500軒以上、死者21人以上、避難20万人以上に及んでいるが、コース近辺は沈静化の方向に向かっているという。

会場のシルバラードリゾートは、本体施設の被害を最小限に食い止めたとしているが、現在は営業を中止しており、営業再開にはさらに数週間が必要との見通しとなっている。

PGAツアーは、この山火事による被害救済に20万ドルを寄付することを明らかにしている。

2017年 セーフウェイオープン