PGAツアー 試合中の写真や動画撮影を解禁
2017/08/27 11:56
◇米国男子◇ザ・ノーザントラスト 3日目(26日)◇グレンオークスクラブ(ニューヨーク州)◇7346 yd(パー70)
PGAツアーはこのほど、ギャラリーの携帯電話に関する規制を緩和し、今大会から試合中の写真や動画の撮影を解禁した。
同ツアーは「時代の流れに沿った決定で、観客からの要望も多かった」と説明。「TwitterやFacebookでの拡散を期待できるのも、大きな理由の一つ」とした。フラッシュや映像のライブ配信は禁止しているという。
携帯電話は2011年まで、持ち込みが許されなかった。昨年の「WGCキャデラック選手権」(現WGCメキシコ選手権)からルールが大幅に改定され、開幕前の練習ラウンドやプロアマ戦、本戦ラウンド後の選手らとの撮影は認めていた。
この日は、ジョーダン・スピースとリッキー・ファウラーの組に多くの観客がつき、スマートフォン(以下スマホ)で熱心な撮影を行った。スピースがアドレスに入った後のシャッター音を気にして仕切り直す場面も見られたが、ツアーは「現時点でトラブルの報告はない」と語った。
選手がホール間を移動する際にロープを背に待ち構え、後ろを通り過ぎる瞬間に2ショットのセルフィ―(自撮り)を完成させる人もいた。ファウラーの1打目が曲がってロープを越えると、観客たちが駆け寄って至近距離で臨場感あふれる一枚を撮影していた。(ニューヨーク州オールド・ウェストバリー/林洋平)