2017年 全米プロゴルフ選手権

メジャー最終戦67位の谷原秀人 自己評価厳しく悩みの秋へ

2017/08/15 08:24
今季メジャー最終戦で4日間をプレーし、谷原秀人は自身に厳しい評価をつけた

◇海外メジャー◇全米プロゴルフ選手権 最終日(13日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7600yd(パー71)

谷原秀人は「全米プロゴルフ選手権」で2017年のメジャーで初の決勝ラウンドを戦ったが、通算11オーバーの67位タイに終わった。

最終日は松山英樹のスタート前にはプレーを終え、1バーディ、5ボギー「75」と低迷。前週から不調のショットに納得がいかず「得たものはないです。ただ参加しただけで終わった。(予選通過には)何の意味も感じない」と厳しい言葉を並べた。

7月の欧州ツアー参戦中、スイングのマイナーチェンジに着手した。体の負担を軽減する動きを追求するスタイル。直後の「アイリッシュオープン」では優勝争いに加わったが、その後は試行錯誤が続いている。

米ツアーは2週後に来季の出場権をかけた全4試合の入れ替え戦(ウェブドットコムツアーファイナルズ)が始まる。参戦資格を持つが、現段階では「まだ考えていない。(4試合に出場すると)スケジュールがひどいことになってしまう」とエントリーを見送ることも示唆した。

来シーズンの出場権は入れ替え戦全4戦の合計獲得賞金で争われる。9月28日(木)開幕の最終戦「ウェブドットコムツアー選手権」が、世界選抜チームとして出場の可能性がある「ザ・プレジデンツカップ」と同週に開催されるため「(入れ替え戦に)出ても、最後に出られなければ意味がないんじゃないかと思ってしまう。ただ、プレジデンツカップも確定しているわけではないので…」と悩みの渦中にいる。

今季のメジャーは終わったが、賞金ランク15位(14日時点)と活躍を続ける欧州ツアーは今後もビッグトーナメントが続く。自身の状態を嘆きながらも「もう少しうまくなれば成績はついてくるんじゃないかなと。これからです」と前向きだ。

「今までと同じスイングをしていても、どっちみちダメなのは分かっている。やらないとね。上を目指していくだけ。良くなるかもしれないし、悪くなるかもしれない。でも、繰り返しやっていく。(石川)遼も苦しんでいるけれど、そういう風にとことん自分がやりたいように練習して、やっていければいい」

体にムチ打つ38歳。「移動は慣れました。好きで(海外に)行っているから。嫌いだったら行ってない」と力強く世界を駆けまわる。(ノースカロライナ州シャーロット/桂川洋一)

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