2017年 ザ・メモリアルトーナメント

「もうどうにでもして!」池田勇太はショットの結果にもどかしさ

2017/06/03 09:09
流れを作れず、予選落ちの池田勇太。ショットを曲げた池田の場所だけ日陰というのもなにかの暗示?

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 2日目(2日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392 yd(パー72)

初日の「78」に続き、2日目を「75」とした池田勇太は通算9オーバーの113位に沈み、週末には進めなかった。今季7戦目の米ツアーで、予選落ちは2度目(マッチプレーを除く)。

ショットの手応えが結果に結びつかないことが、もどかしい。「1つ1つのショットは悪くないけど、予期せぬところに止まったり、飛び過ぎたり…。結果としてスムーズなゴルフができなかった」と池田は言う。「そういうのがずっと積み重なっているので、気が滅入ってます。もうどうにでもしてくれという感じ」と、大きく息をはき出した。

例に挙げたのは15番(パー5)だ。2打目はピンまで残り227yd。先に打った同組のサム・ソーンダースは、残り246ydに3Wを握ってグリーンを大きくショートした。池田は迷った。「距離的にユーティリティを持とうと思ったけど、それを見たら届かないんじゃないかなと。でも、5Wじゃ絶対でかい。ユーティリティでしっかり打ったら、キャリーで左奧にオーバーした。行ったらライが悪いし、萎えますよね…」。

いまは「流れを作れなかった」という言葉しか出てこない。「ゴルフは突き詰めてやっているつもり。だからこそ、ショットは自信を持って打てているし、1Wは昨日より復調した。アイアンもピンを刺しているけど、結果としてピンの近くに止まってくれない…」。答えを見つけられないまま、2週間後には「全米オープン」が迫っている。(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)

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