2017年 RBCヘリテージ

池田勇太は6バーディ量産「悪くないゴルフ」

2017/04/14 07:47
スポット参戦の池田勇太は初日を1アンダーでまとめた

◇米国男子◇RBCヘリテージ 初日(13日)◇ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)◇7099yd(パー71)

前週の「マスターズ」に続いて米ツアーに出場の池田勇太は6バーディ、5ボギーの「70」で回り、1アンダーの53位タイで初日を終えた。

トップから2組目、池田は快晴無風の穏やかなコンディションを生かして絶好のスタートを切った。ショットの安定感が光り、出だし1番で第2打をピン右手前1.5mにつけ、2番(パー5)ではアイアンで2オンに成功して連続バーディの滑り出し。5番(パー5)で3つ目を決めて、序盤のリーダーボードを引っ張る存在になった。

2打目がバンカーのフチに止まった6番から2連続ボギーをたたきながら、その後に挽回。5mを決めた9番をバーディとして折り返すと、10番では1Wショットを隣のホールのラフまで曲げたところからパーを拾った。

予選落ちに終わった「マスターズ」を経て、今週は新しいパター(オデッセイ オー・ワークス#7 プロトタイプ)を投入。ティショットを池に入れた7番で5mのボギーパット、8番で4mのパーパットを沈め「感じが良かったもの(パター)を、試合で試して結果も良かった」と納得した。

最終18番はグリーン手前のライの悪いラフから3打目を寄せきれずボギーフィニッシュとしたが「悪くないゴルフだった。悔いが残るのは18番のボギーだけ」と出入りの激しいゴルフにも納得。「バーディを多く取れるのは自信になる。チャンスにつけられたのも大きい。(途中から)予報とは正反対の風が吹いて戸惑ったけれど、ホールを終えるごとにつかんできた」と、初体験のコースで攻略への手ごたえをつかんだ。

今季はこれが6試合目。全選手が4日間をプレーする「WGCメキシコ選手権」、グループリーグ3試合を戦う「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」のほかは、予選通過がないが、「マスターズに向けてピークを持っていきたかった。(今週も)引き続きしっかり対応できている」という。

午後のプレーを控える2日目も「きょうと同じ。しっかり一打、一打伸ばしたい。ボギーを減らしてバーディを獲っていく」。攻めの姿勢は変えずに、混戦を抜け出したい。(サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド/桂川洋一)

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