WGC連勝を目指す松山英樹 “石川遼の元キャディ”を起用
2017/03/01 08:07
◇米国男子◇WGCメキシコ選手権 事前(28日)◇チャプルテペクGC(メキシコ)◇7330yd(パー71)◇
日本人最高位に並ぶ世界ランク4位の松山英樹が、昨年10月の「WGC HSBCチャンピオンズ」からのWGC連勝へ向けてメキシコ入りした。開幕2日前の火曜日は、谷原秀人とともにイン9ホールをラウンドし、その後はパッティング、アプローチ、打撃練習で汗を流した。
今大会で松山のバッグを担ぐのは、2013年序盤まで石川遼の専属キャディとして米ツアーに帯同し、その後は昨年まで米女子ツアーで宮里美香のキャディを務めていた加藤大幸氏。エースキャディの進藤大典氏は2週間後の「アーノルド・パーマー招待byマスターカード」での復帰が予定されている。
前週は、米国ロサンゼルスで練習ラウンドを重ねてコミュニケーションを取ってきた2人。「番手の距離は把握できたので、あとは13%なのか、15%なのかその辺り」と加藤氏はいう。大会開催地のメキシコシティは標高2300m(富士山の6合目付近)の高地にあることから、どのクラブでも飛距離が出る。その割合は「どのくらいか?」というのが懸案だ。「彼(松山)は結構計算が速いけど、5yd刻みくらいの変換表を作ろうかなと話しているところ」と、対策も検討している。
予選ラウンドのペアリングは、ダスティン・ジョンソン、ロリー・マキロイ(北アイルランド)と同組となることが発表された。準備期間はあと1日だ。(メキシコ・メキシコシティ/今岡涼太)