「自信を持って戦いたい」松山英樹、2試合連続で公式会見
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 事前情報(11日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
前週の2017年初戦「SBSトーナメントofチャンピオンズ」を2位で終えた松山英樹が、2年ぶりに「ソニーオープン in ハワイ」に臨む。開幕前日の11日には、プロアマラウンド前に2試合連続で公式記者会見に招かれるなど、今週も注目の存在だ。
現在の調子を問われ、「良くはないですけれど、良い成績は出せているので今週も楽しみです」と回答。前週は4日間のパーオン率86.11% (62/72)で全体3位を記録したものの、「フェアウェイやグリーンには乗っているけど、距離が遠かったり、自分の中で思い描く球が打てていない。ちょっと良くないな、という感じがある」と、現状を説明した。
2011年の初出場から4回目の出場となるが、今大会との相性はすこぶる悪い。アマチュアとして出場した13年まで3年連続で予選落ち。プロ転向後の15年は69位タイで決勝に進んだが、3日目にスコアを落として78位に後退し、セカンドカット(※)により最終ラウンドに進めなかった。
とはいえ、今の松山に過去の成績は参考にならないかもしれない。昨年10月「日本オープン」から国内外競技6試合で優勝4回、2位2回と好成績を継続。今季3試合に出場した米ツアーに絞っても、「CIMBクラシック」2位、「HSBCチャンピオンズ」優勝、前週を2位とし、フェデックランクと賞金ランクはともに1位に立つ。
PGAツアー発表の優勝者予想では「ワイアラエでの過去の9ラウンドでアンダーパーは2回だけ」とされながらも、「この3カ月は4回の優勝と2回の2位と歴史的な成績が続いている。パットも相変わらず好調だ」と4位にランクインした。
ショットやパットに納得の言葉はなかなか聞こえてこないが、「やっぱり自信がないと、これだけの成績は残せていないと思う。その自信を持って、これからも戦っていきたい」と松山。これまで苦戦を強いられてきたコースとの対峙へ力を込めた。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)
■ 松山英樹の「ソニーオープン」全成績
2015年 /「72」「66」「72」通算イーブンパー78位
2013年(アマ)/「74」「69」通算3オーバー119位
2012年(アマ)/「71」「72」通算3オーバー106位
2011年(アマ)/「74」「70」通算4オーバー119位
(※)米国PGAツアーは79人以上の選手が予選を通過した場合、3日目に再び70位タイまでのカットを行う