絶好調・松山英樹から白星を奪った男!トーマスは再び逃げ切るのか
◇米国男子◇SBSトーナメントofチャンピオンズ 3日目(7日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73)
大会は3日目を終えて「66」をマークした6位スタートの松山英樹が、通算16アンダーの単独2位に浮上した。その前に立ちはだかるのが、3日間「67」を並べて2打差でリーダーボードのトップに立つ23歳のジャスティン・トーマスだ。
今季は昨年10月の「CIMBクラシック」で大会連覇を果たし、フェデックスランクでは松山に次ぐ2位。松山が出場した日本とツアー外を含む直近5試合(※)で唯一、白星を奪った男だ。同大会では2位で終えた松山に3打差をつけ、通算23アンダーで勝利した。その前年の同大会も通算26アンダーで勝っており、バーディ合戦に強い。今季のバーディ率は、松山に続き2位につけている。
前年大会でジョーダン・スピースが通算30アンダーで制したように今大会は例年、伸ばし合いの展開となっている。
トーマスは海外メディアから、今季“松山を唯一破った選手”として意見を求められると「僕が彼を破った唯一の選手だなんて、ばかげているよ。事実は、彼がこの5試合で4勝もしていることなんだからね」とコメント。「彼はすばらしい選手だけど、他にも優れた選手はたくさんいる。僕は自分の仕事をこなすだけさ」と淡々と続けた。
あすの最終日、最終組で2サムでの直接対決に臨むトーマスと松山。2人が今週プレーをともにするのは初日に続いて2回目となる。2カ月前の雪辱戦となる松山は「初日も回っているし、どういうプレーをするのかは分かっているので回りやすいとは思う。楽しみ?そうですね」と口にした。
最終組は現地時間の8日午前10時5分(日本時間9日午前5時5分)にスタートする。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)
(※)松山英樹の直近5試合
2016年12月「ヒーローワールドチャレンジ」 優勝 (ツアー外競技)
11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」 優勝 (日本ツアー)
10月「WGC HSBCチャンピオンズ」 優勝 (世界ゴルフ選手権)
10月「CIMBクラシック」 2位 (米国ツアー)
10月「日本オープン」 優勝 (日本ツアー)