光ったショットでパーオン率1位 松山英樹が17年初戦で持ち味発揮
2017/01/06 13:30
◇米国男子◇SBSトーナメントofチャンピオンズ 初日(5日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73)
世界ランク6位で2017年の初戦を迎えた松山英樹が、初日を4バーディ、ノーボギーの4アンダー「69」にまとめる好ラウンドで滑り出した。「ショットは悪くない。ショートゲームがうまくいかず、伸ばせなかったのはちょっと残念」としながらも、首位と4打差の7位タイで2日目に進む。
表情や口調から納得の様子はうかがえないが、「ノーボギーだったのは良かった」と安定したプレー内容には及第点をつけた。支えとなっているのは、松山の持ち味でもある高精度のショットだ。この日のパーオン率は94.44%。8アンダーで首位に立ったジミー・ウォーカーと並び、出場32人中1位をマークした。唯一グリーンを外した前半6番も、グリーン手前の花道から37ydをウェッジでピンにからめ、パーで乗り切った。
その分、32パットを費やしたグリーン上に悔いがにじんだ。「ストロークも、読みも合っていなかった。良くなったり、悪くなったりの繰り返し」と、スコア全体に対するパット貢献度「0.126」は全体16位。4つのバーディはすべて1mから2.5mの範囲につけたものだった。「5mくらいのが入ってくれないと、スコアは伸びない。あしたから3日間、うまく修正したい」と、足早にパッティンググリーンに移動した。
「もうちょっと伸ばせた感じはあったけれど、あしたからの成績次第では、まだまだチャンスがあると思う。それに向けて頑張りたい」。例年、優勝には通算20アンダー以上が求められる大会。安定感が光るショットにパットがかみ合えば、ビッグスコアの可能性は広がるはずだ。(ハワイ州カパルア/塚田達也)