2016年 OHLクラシックatマヤコバ

トランプ勝利に“変化”を予感 石川遼、開幕前日はみっちり調整

2016/11/10 07:22
スイングチェックを行う石川遼。弾道測定器とスマホでの動画撮影も駆使

◇米国男子◇OHLクラシックatマヤコバ 事前(9日)◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇7039yd(パー71)

石川遼は大会前日、プロアマ戦には出場せず昼過ぎからコースに来て最終調整した。パッティング、アプローチをした後、練習場に移動して2時間半ほどじっくりと打ち込みを行った。

「体の調子もすごく良いし、確認して、ケアしてもらいながらやったという感じ」。打撃レンジに移動して約1時間後、石川は帯同する北川尚史トレーナーに「もうちょっと球を打ちたい」とケアを依頼。数分ほど腰や背中の筋肉に手を入れてもらい、さらに1時間以上、球を打ち続けた。

大会初日は、昨シーズンの「ザ・メモリアルトーナメント」でプレーオフに敗れてツアー初優勝を逃したジョン・カランと、同じくツアー未勝利のハドソン・スワッフォードとともに午前8時10分(日本時間10日午後11時10分)にティオフする。

前日投開票された米大統領選挙では、ゴルフ界とも縁の深いドナルド・トランプ氏が勝利を飾った。「スポーツと政治はからませない方がよいと思う」という石川だが、「僕らはアメリカでやっているから、何か変わるのかなぁと思うし、日本にいる人にも影響があると思う。イギリスのEU離脱のときに、国全体の雰囲気は似ているのかなと思う」と、変化に差し掛かろうとしている米国の空気を敏感に感じ取っていた。(プラヤ・デル・カルメン=メキシコ/今岡涼太)

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