2016年 リオデジャネイロ五輪

50位発進に池田勇太ぶ然 「アンラッキーが多かった」

2016/08/12 07:34
初日は運にも流れにも見放され、3オーバー50位スタートとなった池田勇太

リオデジャネイロのオリンピックGCで開幕した五輪男子ゴルフの初日、3オーバー「74」で50位発進となった池田勇太は、ホールアウト後に落胆を隠せなかった。第1組の約2時間後にティオフ。「30分遅いだけで風の強さは違うと思う」と、自身のスタートを前に風を強めた空模様が恨めしい。

序盤はグリーン周りで取りこぼした。ティショットをグリーン右手前まで運んだ351ydの3番(パー4)では、2打目のロブショットをミスして手前のバンカーに入れ、3打目も寄せ切れずにボギーとした。続く4番(パー3)は、グリーン奧からのアプローチを3mにつけたもののパーパットを外した。

「流れが来なかったし、アンラッキーが多かった。ショットは非常に良かったけど、良いパットを狙ったところに打っても切れたり、切れなかったり。ちょっと苦しんだなという感じ」。

風の強まった後半はショットで耐えた分、グリーン上で首をひねる場面が増えた。14番で3m、15番で2m。チャンスにつけるも肝心のパットが決まらず、バーディが遠い。17番(パー3)では、ティショットがピンを直撃して、手前のバンカーに転がり落ちるという不運にも見舞われた。唯一の救いは、最終18番でなんとか1つバーディを取ったことか。

オリンピックの雰囲気は「もうちょっと周りが盛り上がるかなと思ったけど、普通のトーナメントと変わらなかった」と、拍子抜けの部分もあったようだ。「出遅れてしまったけど、明日から巻き返すつもりでやりたい」と、噛み合わなかった一日を吹っ切って、残りの3日間へ気合いを入れた。(ブラジル・リオデジャネイロ/今岡涼太)

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