2016年 リオデジャネイロ五輪

カピバラ、大蛇…五輪コースは野生の王国?オープンは11日遅れに

2016/08/05 09:18
ブラジルに生息する世界最大のネズミ目であるカピバラ。写真はブラジル中西部のポルト・ジョッフレで撮影(Wolfgang Kaehler/LightRocket via Getty Images)

112年ぶりとなるオリンピックの男子ゴルフ開幕までちょうど一週間。現地4日(木)にゴルフ日本代表の先陣を切って片山晋呉がリオデジャネイロ入りを果たしたが、会場となるオリンピックゴルフコースの状況には不穏な空気が漂っている。

当初は、7月25日(月)に開場予定だったものが、10日以上ずれこんで5日(金)にようやくオープンするのだが、この延期理由が明かされていないのだという。日本のオリンピック・ ゴルフ競技対策本部で統轄コーディネーターを務める山中博史氏が明らかにした。

3日(水)まではコース予約を取ろうにも取れない状況だったそうで、ようやく5日の午前7時から午後0時までが予約可能になったという。

海外メディアが伝えたところによると、自然環境との調和、野生動物との共生を目指して作られた新コース内には、ナマケモノ、カイマンと呼ばれる小型のワニ、大蛇、猿、アナホリフクロウ、世界最大のネズミ目の動物であるカピバラなどが多数いるという。

カピバラはコース内に30~40匹は生息しており、夜になると芝草を食べる習性があるそうだ。これに関して、IOCは選手たちがワニなどの危険動物の被害に遭わないように万全の準備を期すとともに、ゴルファーからの要請に応じて動物たちを移動させるチームを配備するために5人の生物学者を雇い入れたという。(ブラジル・リオデジャネイロ/今岡涼太)

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