谷原秀人 決勝進出→後退も「とりあえず前に進めー!」
2016/06/19 11:29
ペンシルベニア州のオークモントCCで開催中の「全米オープン」3日目。谷原秀人は前日未消化だった第2ラウンドを午前7時44分に再開し、2つのダブルボギーを含む「76」(パー70)と崩れたが、通算6オーバー57位タイと、カットライン上で決勝ラウンドに進出。引き続き行われた第3ラウンドは、16ホールを終えて通算10オーバーの暫定61位タイとし、あす19日(日)は最終ラウンドと合わせて20ホールをプレーすることになった。
大会初出場で予選を通過したが、満足には至らない。早朝から行われた第2ラウンドの上がり方が気に入らなかった。後半17番で3mを沈めてバーディを決めた直後の最終18番。1Wショットを、赤杭の向こうへ曲げて1罰打を受け、4オン2パットのダブルボギーとした。「考えられないミス。左からの風だったので、右からの軽いドローでいったけれど…やっぱり悔いが残ります」
午後4時28分に始まった第3ラウンドは出だし10番で4m、11番で5mをいずれもピン左から決めて2連続バーディ発進。14番で3つ目を決めて挽回の態勢を整えた途端、第1打を右のバンカーに入れた15番から痛恨の5連続ボギーを叩いて、再び後退した。
午後8時49分に後半7番で中断のホーンを聞き、ボギーで終えて翌朝の7時にプレーを持ち越し。「風がやんで少し易しくなったと思ったけれど…相当苦しいですね、これは」と、ため息を漏らす。それでも落ち込む暇がない変則スケジュール。「予習復習をしっかりやる。腰が張ってきたけれど、気力はまだある。寝れば大丈夫!とりあえず、前に進めー!みたいな感じ」と、帰りの車に乗り込んだ。(ペンシルベニア州オークモント/桂川洋一)