2016年 全米オープン

「崩れている現実が悔しい」松山英樹は予選落ち濃厚/一問一答

2016/06/18 11:44
全米オープン挑戦4度目で、初の予選落ちが濃厚となった松山英樹(左)

ペンシルベニア州のオークモントCCで開催中のメジャー第2戦「全米オープン」2日目。前日の相次ぐ雷雨中断の影響で、この日予選2ラウンド分の36ホールを一気に回った松山英樹は、通算12オーバーと崩れて暫定138位に沈んだ。予選通過は絶望的な状況で、ホールアウト後に無念さをこぼした。次の出場試合は2週後の「WGCブリヂストンインビテーショナル」(オハイオ州ファイヤーストーンCC)となる見通し。

ホールアウト後の一問一答は以下の通り。

―序盤のショット、パットについての手応えは
「悪くなかったと思いますけど、うまくいかないことによって自信がなくなった。それを耐え切れる力がなかったということですね」

―前日の雨で、コースコンディションが開幕前と大きく変わったが
「頭の中では分かっていても、イメージが出なかった。修正できないのが、いまの自分の力。次にまた同じような機会があれば、もうちょっとうまく修正できるようにしたい」

―前日にプレーができなかった影響は
「それは関係ないが、きのう練習ができなかったのは痛かったなと思う。でもそういう選手(のうち、好プレーをした選手)もいると思う。(前日は)もったいない1日だった」

―第1ラウンドと第2ラウンドの合間にアイアンショットを中心に練習した
「グリーンを狙う以外のショットはアイアンも良かったが、ピンを狙うショットのときにうまくプレーできなかった。そこはまだ自分の技術のなさ、かなと思います」

―1日36ホールをプレーするのはタフか
「体力的には余裕です。ただ、うまくプレーしていたら、もっとテンションも上がって、気分良く回れるんですけど…最後のハーフ(第2ラウンドの後半アウト)はきつかったですね」

―第2ラウンドの後半4番(パー5)では、1mのバーディパットを外した
「びっくりしましたね、あれは…。こういう日かな、というか、そういう打ち方をしているのかなと思った」

―コースに負けたのか、自分の状態に負けたのか
「どっちもありますね。練習場では、ショットは良い。コースに対して打っていくための力がないのと、コースが難しいから、そうなってしまうというのもある。でも、そこで崩れるよう力ならここでは通用しない。崩れてしまっている現実が悔しいです」

―技術力について厳しい見解を持っている
「いまはショットへの自信がない。練習場では自信満々なんですけど、だんだん自信がなくなって、1ラウンドが終わったころには言葉も出ないくらいになっている。そういうことが続いている。コースでも練習のようにスイングができるようになれば。悪いところが目立っている。いいところもあるんですけどね…。いま自分が何をしたいのかが分かっていない。それをしっかりと次の試合までに作っていきたいと思う」

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