谷原、池田、宮里はホールアウト間際に順延決定
2016/06/17 07:43
今季のメジャー第2戦「全米オープン」が16日(木)、ペンシルベニア州のオークモントCCで開幕。第1ラウンドは雷雨で2度の中断を経た後、午後3時51分に3度目の中断に入り、そのまま翌日への順延が決まった。午前中にスタートした谷原秀人は16ホールを終えて1オーバー暫定16位タイ、宮里優作は15ホールまでで2オーバー24位タイ、池田勇太は17ホール終了で3オーバー27位タイ。いずれも粘りのプレーで出遅れを免れた。
谷原は序盤から得意のパットで忍耐強くラウンド。インから出ると2ホール目の11番で2打目をバンカーに入れながら、5mのパーパットを沈めた。バンカーに第1打を入れた14番、2打目を入れた15番でもパーセーブ。17番ではあごの高い左奥のバンカーからピンそば1mにつけてパーを拾った。
後半3番で唯一のボギーを叩いたが、開幕前日にバッグに入れた、普段10度のバンス角を5度にしたSW(58度)もショートゲームの充実を呼んだ。
アウトから出た宮里は2番で2mのバーディチャンスを逃し、前半に3ボギーを叩く苦しい展開となったが、500ydとコース最長のパー4、後半15番でスーパープレーを見せた。残り250ydの2打目をフェアウェイウッドでピン手前5mにつけ、バーディを奪い返した。
池田も後半に盛り返し。出だし10番からボギー発進とし、後半アウトの2番までに4オーバーと低迷したが、3番でバーディを決めた。左サイドにあるオークモント名物のチャーチ・ピューズ(教会の椅子)のバンカー地帯から、残り131ydをピンそば4mにつけてチャンスを生かした。(ペンシルベニア州オークモント/桂川洋一)