2016年 ザ・メモリアルトーナメント

2度目の大会Vへ手応え 松山英樹「今年の方が楽しみ」

2016/06/01 10:23
松山が乗り込むコーテシーカー。そのナンバーを良く見ると「MEM014」と優勝年度になっていた

2014年に米ツアー初優勝を果たしたミュアフィールドビレッジGCに、今年も松山英樹が戻ってきた。6月2日開幕の米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」に出場する松山英樹は31日(火)、照りつける強い陽射しの下で、パター、アプローチ、打撃練習と3時間半ほど汗を流した。

2週間のオフを挟んで現地入りしたのは前週土曜日の28日。以後、日曜日、月曜日と9ホールずつの練習ラウンドを重ねてきた。「やっぱり難しい。難しいけど、しっかりしたものが出せればチャンスはあるかなという印象」と1年ぶりのコースの感触を語った。「試合になってみないと分からない部分はたくさんあるけど、今年の方が楽しみだなっていう感じはある」と、自身の調子に手応えがにじんだ。

強烈な陽射し対策として、スタッフが購入した帽子をキャップの上から被って練習する松山英樹

ジャック・ニクラス設計の7392yd(パー72)は、例年15アンダー前後で優勝が決まっている。「アイアンショットの調子が良ければスコアが出せるコース。ショットが良くなければスコアにはならないけど、過去2年は自分の中ではそんなに良い状態ではなかったけど、まとめられていた」という自負がある。歴代優勝者として漂う貫録だろうか。

「去年は去年で勝ちたいと思ってきたし、今年もこの試合で勝ちたいという気持ちは強い。それがうまくいくように、残り1日なんで1つ1つ練習したい」と語った。PGA公式ページのパワーランキング(優勝予想)は、前週優勝のジョーダン・スピースに次ぐ2番手に松山をピックアップしている。予選ラウンドはマット・クーチャーフィル・ミケルソンと同組でプレーする。(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)

2016年 ザ・メモリアルトーナメント