2016年 ディーン&デルーカ招待

「元に戻った」岩田寛は意気消沈の30ホール

2016/05/29 08:37
2番ホールで足はバンカー、腰ほどの高さに球が止まり、どうやって打つんだよ…と思案する岩田寛

午後には強い陽射しが照りつけ、気温も30度を超えた米国男子ツアー「ディーン&デルーカ招待」3日目。岩田寛は午前7時半に再開された第2ラウンドの残り12ホールをイーブンパー、直後に行われた第3ラウンドを1オーバー「71」(パー70)で回って通算1オーバー56位とした。

消耗しきったような顔は、炎天下で30ホールをこなしたことだけが理由ではない。「また元に戻りました」と、自身のショットへの厳しい評価が岩田の顔を暗くした。

第3ラウンドのフェアウェイキープ率は57.1%にとどまり、パーオン率は3ラウンドで最低となる55.6%。ショットのスコア貢献率(ストローク・ゲインド・ティ・トゥ・グリーン)は、これまでの2ラウンドから2ストローク以上悪化し、マイナス3.128へと一気に落ちた。

折り返した1番(パー5)は、右の林から5Iで大きくフックを掛けてグリーンをとらえ、2パットのバーディとするなど見せ場も作ったが、5番でティショットを右サイドのハザードに打ち込んで今週2個目のダブルボギーを献上。7番で4.5mのバーディパットを入れて一矢報いたが、ホールアウトした後は沈んだ表情のままだった。(テキサス州フォートワース/今岡涼太)

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