2016年 AT&Tバイロン・ネルソン選手権

岩田寛ついに復調?ショットがキレキレ「また明日」

2016/05/20 12:07
暫定ながら3アンダーで初日を終えた岩田寛。好調なショットは明日も続くか?

「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」初日、岩田寛は悪天候のため、2時間半遅れの午後4時30分に10番からティオフ。13ホールを消化した5番グリーンでタイムアップを迎えた。4バーディ、1ボギーの3アンダーで日没サスペンデッドとなり、暫定ながら首位と4打差の28位タイとした。

日が沈み、上空を覆った雨雲の黒さが一段と増してきた午後8時過ぎ。順延を告げるホーンが鳴る直前まで、岩田のショットは冴えていた。最終ホールとなった5番(パー3/173yd)では、6Iでピン右2mにぴたりとつけた。「変わらないっす。もうできないから」。好条件で続けられれば…という淡い願いが無意味なことは、誰よりも岩田本人が分かっていた。

この日は、スタートホールの10番からカップを触る、あと一歩でイーグルのスーパーショットを繰り出し、バーディを先行させた。14番で1.5mを沈め、17番はグリーン左奧のフェアウェイからチップイン。18番は2打目をPWで20cmにつけて、お先にタップインとバーディを重ねていった。

手応えを聞くと「まあ、たまに変なのが出たりするから。うーん、また明日の朝って感じですね」と、ショットの不安をぬぐえたわけではない。それでも「いままでの感じに比べたら、だいぶ良かった」と、今日のところは及第点だ。

2日目は2mのバーディパットから第1ラウンドの残り5ホールを再開し、終了後すぐに第2ラウンドがスタートする。「また明日やってみないと分からない」と慎重な岩田だが、そろそろ本物の手応えをつかんでも良いころだ。(テキサス州ダラス/今岡涼太)

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