2016年 全英オープン

女性に門戸閉ざすミュアフィールド、「全英」開催地から除外

2016/05/20 07:22
ミュアフィールドのクラブハウス前に立つオナラブル・カンパニー・オブ・エジンバラ・ゴルファーズのキャプテン、ヘンリー・フェアウェザー氏(Jeff J Mitchell/Getty Images)

「全英オープン」を主催するR&Aは19日、スコットランドにあるミュアフィールドを「全英オープン」開催のローテーションから外すと発表した。ミュアフィールドを管理するオナラブル・カンパニー・オブ・エジンバラ・ゴルファーズが同日、会員投票の結果「これまで同様に女性会員を認めない」という結論を下したことを受けた。

米ゴルフチャンネルの報道によると、投票された616票のうち、女性会員受け入れ賛成が397票(64%)、反対が219票(36%)だった。ただ、同クラブには全会員(648票)の3分の2(432票)の同意がなければ変更できないとの規定がある。このため、1744年に設立された世界最古のゴルフクラブはこれまで通り、男性会員限定というポリシーを維持することとなった。

R&Aは「本日の決定を全英オープンに関わることとして考慮した。全英オープンは世界規模のスポーツイベントの1つであり、今後は女性メンバーを認めないコースでは開催しない」と声明を発表した。

世界では、男性メンバー限定だったコースが次々と女性メンバー受け入れに舵を切っている。2012年にはオーガスタナショナルGC、14年にはロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ(セントアンドリュース)、15年にはロイヤル・セント・ジョージズが、それぞれ女性メンバーに門戸を開けた。

今年の「全英オープン」が開催されるロイヤルトゥルーンは現在、男性限定だが、メンバーに女性受け入れ可否についての相談を行っているという。

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