げにめづらしきホールインワンも 大会最多の1日3個
2016/04/11 12:39
「マスターズ」最終日は、大会史上初めて同じ日に3つのホールインワンが記録された。すべて16番パー3での出来事で、シェーン・ロリー(アイルランド)、デービス・ラブIII、ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)が成し遂げた。中でも、ウーストハイゼンのものは極めて珍しい形でのエースとなり、“歴史的瞬間”を目撃したパトロンたちを熱狂の渦に包んだ。
左下がりの傾斜が強い同ホールのグリーンで、カップも左に切られた。ウーストハイゼンが7Iで放ったティショットはピン右約10mに落ちると、ボールは傾斜を転がった。
その先に別のボールがあった。先にティショットをした同組のJ.B.ホームズのボールがカップの右約1mに止まっていた。これにぶつかると、ウーストハイゼンのボールは勢いが殺され、軌道も変わってカップに吸い込まれた。
「どちらかのボールが、カップに入ったのは見えた」とウーストハイゼン。それが自身のだと気づくと持っていたクラブを投げ両手を上げた。パトロンたちも立ち上がり、ジャンプして大歓声を送った。
「そこまで自分のプレーは良くなかったし。(ホームズに)ありがとうと伝えたよ」と語った。
今年は、開幕前日のパー3コンテストでも、80歳のゲーリー・プレーヤーが達成するなど、史上最多の9個のホールインワンが飛び出していた。