2016年 マスターズ

日本にとってマスターズ制覇の意味は? 松山英樹が答えた決意

2016/04/10 09:34
13番でパーセーブ。表情は険しかったが…(Harry How/Getty Images)

ジョージア州にあるオーガスタナショナルGCで行われた「マスターズ」3日目を終え、通算1アンダーの松山英樹は首位と2打差の3位タイ。日本人初のメジャー制覇へ向け、絶好の位置に立った。

この日のラウンドを終え、インタビュールームへ呼ばれた松山に外国人記者から質問が飛んだ。「日本にとって、あなたがマスターズを優勝することは、どんな意味がありますか?」

松山は通訳を介して率直にこう返した。

「今の日本の男子ツアーは、女子ツアーに比べると人気がない。僕がここで優勝すると見方も変わってくると思うので、頑張りたいです」

日本人選手のマスターズ最高位はこれまで、片山晋呉(2009年)と伊澤利光(2001年)の4位。メジャー大会では「全米オープン」で2位に入った青木功(1980年)が最高位だ。もちろんマスターズ優勝もメジャー優勝も、誰も達成していない。

「英語はかなり覚えないといけないと思うけど、頭に入ってこない。もっと英語がしゃべれたら人気になるのかなと思うけど」と苦笑いを見せた松山だが、そのゴルフで、すでに日本を世界へ向けて、発信し続けている。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)

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