スピースは好調なライバル警戒「今年のマスターズは最も勝つのが難しい」
2016/03/31 06:39
次週はオーガスタ。ディフェンディングチャンピオンとして「マスターズ」連覇を目指すジョーダン・スピースは今週、テキサス州ヒューストンで行われる「シェルヒューストンオープン」に出場する。
今年は、初戦「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」で2位に8打差をつける圧勝を飾ったものの、その後に出場した米ツアー5試合では優勝はおろか、トップ5入りもなし。優勝、2位、2位という流れでオーガスタ入りしたと昨年と比べると、見劣りする。「(自身のプレーの)贅肉をそぎ落とす、というだけではなく、もう少しやることがある」と課題を示した。
「月曜日、火曜日とキャメロン(マコーミック・コーチ)と一緒に取り組み、すべては昨年と全く同じレベルになった。マスターズに向けて理想的な状態だ。あとは、次週までにどれだけ緊張感のある中でショットを打ち、パットを決めるかということ。それが、今週優勝争いをする意味だ」と力強い目を見せた。
オーガスタでの戦いは熾烈を極めると予想している。「2度優勝しているバッバ(ワトソン)は素晴らしいプレーを続けているし、ルイ・ウーストハイゼンもそう。ロリー(マキロイ)は過去オーガスタでの成績も良く、今年の成績も良い。それに、ひどくこの試合に勝ちたがっているはずだ。ザック・ジョンソンは先週良いプレーをしていたし、もちろんアダム(スコット)とジェイソン(デイ)もいる。今年のマスターズは、フィールドの厚さと質を考えれば、近年で最も勝つのが難しい大会と言えると思う」。
昨年はプレーオフで敗れて2位となった今大会。今年の予選ラウンドはJ.B.ホームズ、パトリック・リードと同組となり、大舞台に向けて爪を研ぐ。(テキサス州ヒューストン/今岡涼太)