スピースは世界ランク1位陥落が確実「マスターズに向けては良いこと」
2016/03/27 08:01
テキサス州ダラスで生まれ、テキサス大オースティン校に通った世界ランク1位のジョーダン・スピースが、「WGCデルマッチプレー」の決勝トーナメント1回戦で姿を消した。オースティンCCに詰めかけた地元ファンにとっては、落胆の1日となった。
スピースはこの日、ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)と対戦したが、一度もリードを奪えずに4&2で敗れ去った。「朝の練習場で10球ほど打った時点で良くないことが分かった。球がスライスして飛んでいた」と、突然の不調を振り返った。
「でも、日曜日から昨日まで良い球を打てていたので、修正点は些細な部分。姿勢かアライメントか、そんなところ」とスピース。次週は同じくテキサス州で開催される「シェルヒューストンオープン」に出場し、2週間後に控える今季初メジャー「マスターズ」への最終調整とする予定だ。
今週の結果を受けて、世界ランク1位をジェイソン・デイ(オーストラリア)に譲ることが確定的。その心情を問われたスピースは「正直に言うと、マスターズに向けては良いことだと思う」とコメント。「注目が自分よりも、他の人(デイ)に向かうから」と、前向きに受け止めていた。(テキサス州オースティン/今岡涼太)