2016年 WGCデルマッチプレー

ジェイソン・デイに黄信号 初戦勝利も背中痛に苦悶

2016/03/24 11:08
16番グリーンで、キャディのコリン・スワットンに支えられて立ち上がるジェイソン・デイ(Chris Condon/PGA TOUR)

勝利の代償は小さくはなかったようだ。テキサス州にあるオースティンCCで開幕した「WGCデルマッチプレー」の初日、グレーム・マクドウェル(北アイルランド)を3&2で下したジェイソン・デイ(オーストラリア)だったが、ホールアウト後は途中で痛めた背中をかばうようにしてひざまずき、立つのがやっとという状態で早々にコースを去った。

異変が起きたのは16番のティショットを打ち終えた直後だった。フィニッシュでクラブを離すと、痛そうに背中をさすって顔をしかめた。同ホールをパーとしてマクドウェルに勝利したものの「腰の両側が痛く、プレーするのはとても厳しい」とコメントを残すと、そのまま治療へ直行した。

後にデイの代理人から「ジェイソンは15番で背中をひねり、ラウンド後に治療をした。今日の試合結果には満足しており、明日に向けて準備をしている」とのコメントが発表された。

現在、デイは世界ランク1位のジョーダン・スピースに0.3074ポイント差に迫る2位。2週間後には、今季初メジャー「マスターズ」を控えている。

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