86歳のアーノルド・パーマー マスターズの名誉スターターを辞退
2016/03/16 08:38
メジャー通算7勝のアーノルド・パーマーは15日(火)、4月の「マスターズ」のオープニングセレモニーとなっている名誉(オナラリー)スターターを辞退したことを明らかにした。
マスターズでは2012年大会から、パーマー、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)、ジャック・二クラスの“BIG3”が全選手のスタートの前に1番ティからショットを放つのが恒例行事になっていた。
しかし現在86歳と高齢のパーマーは今週、自身のホスト大会である「アーノルド・パーマー招待」で、毎年行われていた試合前会見を行わず、大会を通じてコメントを発表。
「今年はセレモニーのティショットをあきらめると、ビリー・ペイン(マスターズ委員会会長)には電話で連絡した。彼は残念がってくれたが、私が(セレモニーに)出席することについては喜んでくれた。木曜日の朝には1番ティに行って、ジャックとゲーリーが打つのを見に行くよ」とした。
ゴルフ界の“キング”は、1955年から2004年の50回マスターズに出場し通算4勝をマーク。「確かに残念だけれど、時は流れるものだ。パー3コンテストに出るのも去年はやめた。もちろん永遠に続けばいいが、もう私が思い描いたようなショットを打つ体力はないよ」と話したが、近代ゴルフを牽引した数々の伝説は色あせるはずがない。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)