松山英樹は軽めの調整 WGC出場「まだ分からない」
2016/03/01 10:45
前週の米国男子ツアー「ザ・ホンダクラシック」を股関節痛のため途中棄権した松山英樹は28日、今週「WGCキャデラック選手権」が行われるフロリダ州ドラールに陸路で移動。開幕3日前の29日は、試合会場で軽めの調整を行った。
午前11時半にコースに姿を見せた松山は、依然として患部への不安が残るため、この日はウェッジとパターだけ持参してアウト9ホールをチェックした。ボールを打ったのは、グリーン周辺のショートゲームだけ。
「歩くだけなら痛くないです。バンカーから打っても痛くなかった。ただ、(全力で)スイングはできないですね」。ラフからのロブショットで、時折クラブを振り上げるシーンもあったが、ショットの距離は最長で50yd余り。ラウンドを終えた後はパッティンググリーンで1時間ほどボールを転がし、ストロークを丁寧に確認した。
「痛みはだいぶマシにはなってきているので、試合に間に合えばいいなというところ。(出場については)まだ分からないです。良くなるか、悪くなるか分からない」と、ティオフまでに慎重に状態を見極めるつもりだ。
前週末は飯田光輝トレーナーのケアを受けながら静養に務めた。28日には「ザ・ホンダクラシック」期間中に滞在していた宿舎の近く、ジュピターで行われているMLBマイアミ・マーリンズのキャンプを訪ね、イチロー外野手と初対面。「すごかった…オーラが違いますね。刺激はすごくあります。すごく緊張して、まともに目を合わせられなかった」と、少年のように興奮ぶりを語っていた。(フロリダ州ドラール/桂川洋一)