新選手会長・宮里優作 参考になる「米ツアーのおもてなし」
2016/01/14 14:13
6日にジャパンゴルフツアー(国内男子ツアー)の選手会長に就任した宮里優作が、14日からハワイで開幕する「ソニーオープンinハワイ」で2016年の初戦を迎える。開幕前日は今週2度目となるプロアマラウンドをプレーし、最後の準備を整えた。
「(会長に)決まったばかりで気持ちの変化はないし、まだ自覚もない」と正直な気持ちを明かしながらも、「けっこう、いろいろ動いています」と選手会長としての職務は精力的にこなし、早くも多忙な日々を送っているという。
日本ツアーと比べて、米国男子ツアーは「参考になることが多い」という。「選手に対しても、ギャラリーに対してもホスピタリティがすごい。選手のファミリーにまで行き届いているし(託児所などの)チャイルドケアもすごく感じる部分。日本の試合もこうすればいいのに、ということは結構ありますね」。これまでも海を渡るたびに感じ続けていた思いを、選手会長の立場になったいま、改めて口にした。
そんな思いを巡らせるのも、この日まで。今週、自らが目指すのはプレーヤーとして全力を尽くすことに他ならない。今大会は最高位が2008年の40位、予選落ち4回と相性は決して芳しくないが、「きょうになって、ようやく感覚がつかめてきた。8回も来ていながらしっくりきていないコースだけど、今年は頑張りたい」と意気込んだ。
昨年初めに解消したクラブ契約は、現在もフリーのまま。「そのまま変えず、もうちょっとフリーでやっていこうかな、と思っています」との考えを示した。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)