2016年 ソニーオープンinハワイ

浦和レッズからも刺激 石川遼が16年初戦へ出国

2016/01/08 23:22
出国を前に会見を行った石川遼。期待を胸にハワイへと飛び立つ

次週の14日に開幕する米国男子ツアー「ソニーオープンinハワイ」で2016年の初戦を迎える石川遼が8日夜、出国を前に羽田空港で会見を行った。

2015年は国内最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」(12月)の優勝で一年を締めくくった石川。約1カ月と短かったオフについて、年末恒例の沖縄合宿で打ち込みに注力してきたと明かした。特に課題としたのはロングアイアンやフェアウェイウッドといい、「200yd以上の精度」を磨くことに注力。さらに、朝・夕10分ずつ瞑想を行うなど、脳のコントロール習得にも取り組んでいると話した。

練習以外では、自ら「ファン」を公言しているJリーグ・浦和レッドダイヤモンズの選手たちとの交流が刺激になった様子。昨年末に日本代表メンバーでもある槙野智章、柏木陽介ら9選手と初めてゴルフをともにプレーし、「僕にとって、サッカー選手は誰もが憧れ。とても緊張した」と振り返った。

「違う世界の人に会うことは経験にもなるし、人と会うことは意外にもメンタルトレーニングになる。とても楽しい時間が過ごせたし、これからのモチベーションにもなった」と、リフレッシュで士気を高めてきた。

2016年初戦となる「ソニーオープン」は、2年ぶり3度目の出場となる。過去は118位(2014年)、94位(2012年)でといずれも予選落ちで、舞台のワイアラエCCは鬼門の一つとなっている。「今年はどうなんだろう、って楽しみです。思い切りやって上位に行きたい」とポジティブに話し、出国ゲートをくぐった。(編集部・塚田達也)

2016年 ソニーオープンinハワイ