ウッズの名前が舌戦に…トランプ氏「ゴルフしすぎ」と大統領批判
2015/12/25 17:19
2016年の米大統領選共和党候補者指名争いでトップを走る不動産王のドナルド・トランプ氏(69)は21日、ミシガン州グランドラピッズの集会で、現職のオバマ大統領について「昨年、タイガー・ウッズよりもゴルフをプレーしている。われわれにはそんな時間はない」と批判した。
オバマ大統領のラウンド回数が2009年の就任以来、250回近くに及ぶとの報道を受け、発言した。腰のケガに苦しむウッズは昨シーズン、12試合36ラウンドのプレーにとどまった。同期間でオバマ氏のラウンド数の方が多いかどうかは不明だが、ワシントン・ポストは「ほとんどのゴルフファンは昨年、ウッズより多くのラウンドをプレーしたはずだ」と指摘した。
ゴルフ場17カ所を保有するトランプ氏は「私はゴルフを愛している。しかし、時間がない」とも述べた。
米報道によると、歴代大統領の中で、最もラウンド数が多かったのはウィルソン(在任1913-21年)の1200回、次いでアイゼンハワー(1953-61年)の800回という。
日本でも首相のゴルフが政権批判の材料に用いられるケースはあるが、ゴルフ界のスーパースターは思いもよらぬ場面で、次期大統領レースの舌戦に“巻き込まれた”形だ。