2015年 ザ・バークレイズ

「伸ばして終わるのは久しぶり」松山は3連続バーディフィニッシュ

2015/08/28 07:54
最終18番でバーディを決め、3連続バーディフィニッシュとした松山英樹

最終18番ではピン右9mから大きなフックラインをカップに沈めて、3連続バーディフィニッシュ――。ニュージャージー州にのプレインフィールドCCで開幕したプレーオフシリーズ初戦「ザ・バークレイズ」の初日、松山英樹は6バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「69」(パー70)で回って、通算1アンダーの32位とした。

「(バーディが)6個も獲れているんですね…」。ホールアウト後の松山は驚いたように口にした。「そんなに獲れた感じはしないです」。

序盤は3番(パー3)で1m、4番で1.5mとピンに絡めて連続バーディでスコアを伸ばした。だが、続く5番でティショットを右サイドのフェアウェイバンカーに入れると、5Wの2打目をアゴに当て4オン2パットのダブルボギー。すぐに貯金を吐きだしてしまう。

さらに、イーブンパーで折り返した後半は14番、15番で立て続けに3パットのボギーとした。「(パッティングは)悪くはないけど、ラインが全然違ったり、距離感が合わなかったり…」。松山らしさの見えないまま終わりかけた1日だったが、16番(パー5)のバーディが潮目を変えた。

残り72ydからの3打目を、奧の傾斜を使ってピンそば30cmに戻してタップインバーディ。続く17番ではピン左4mをねじ込み、18番も9mのフックラインを読み切った。上がり3連続バーディフィニッシュは、1月末の「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」第3ラウンド以来のこと。ここ数試合は終盤にスコアを落とすことが多かっただけに「最後の方に伸ばして終わるのは久しぶり。最後2つはすごく嬉しかった」と、率直に喜んだ。

「1Wショットの不安は、この3週に比べたら半分くらい。半分あればまだ戦えるレベルではないけれど、しっかりとそこを崩さないようにできたらいい。今日くらいの1Wショットが打てれば伸ばしていけると思うけど、先週そんなことを言いながら予選落ち…。あんまり楽観視はできないけど頑張りたい」

今はまだ、松山の言葉もおとなしい。(ニュージャージー州エジソン/今岡涼太)

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