ウッズはシーズン終える 痛恨トリで80勝目ならず
米国男子ツアーのレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」最終日。2打差の2位からスタートしたタイガー・ウッズは5バーディ、2ボギーに加え、トリプルボギー1つを叩く「70」(パー70)と伸び悩んだ。優勝スコアに4打届かない通算13アンダーにとどまり、10位タイで終わった。2013年「WGCブリヂストンインビテーショナル」以来となるタイトルを逃し、節目のツアー通算80勝目はならなかった。
187位だったフェデックスランクは178位への浮上にとどまり、同125位以上が進出できるプレーオフへの道も閉ざされた。圏内に入るには、今週単独2位以上の成績が条件だった。
「優勝には18アンダーが必要だと思っていた。優勝のチャンスはあると思っていたけど、僕の日ではなかったね。バックナインでは少し風が出て、プレーが難しかった」
後半では13番から4つのバーディを奪う見せ場も作ったが、痛恨だったのは11番のトリプルボギー。1打目を左ラフ、2打目もグリーン左へと曲げ、残り40ydの3打目はグリーンをオーバー。4打目のアプローチもグリーンに届かず、パターに持ち替えた5打目はピンを3mオーバー。5オン2パットとした。
「ティショットを左に引っかけ、5Iで打った2打目はフェースが閉じ気味に入り、チップショットも失敗。(5打目の)パットも強めに入り、6打目のパットも左に引っかけてしまった」。今季の泣き所でもあったアプローチが2度も絡むミスの連鎖により、終盤を前に優勝争いから名前を消した。
今大会に初出場を決めてまでも固執していたプレーオフ進出を逃し、不本意な形で早めのシーズンオフに入るウッズ。「しばらくはオフに充てるつもりだ。サッカーゲームと練習漬けの日々になる。充実した期間を過ごせればいいね」。次戦は、10月の2015-16年シーズン開幕戦「フライズドットコムオープン」を予定している。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/塚田達也)