2015年 ザ・グリーンブライアークラシック

「ウッズがパーでスタート」と速報 12位発進は復活への第一歩か

2015/07/03 08:13
今年初のパー発進に「66」。ウッズにとっては意義深い初日となった

米国男子ツアー「ザ・グリーンブライアークラシック」の初日、タイガー・ウッズがスタートホールの10番をパーとすると、海外メディアが速報を流した。

「ウッズがパーでスタートした」。

そう、これはニュースなのだ。ウッズは今季出場した6試合は、大会初日のスタートホールはすべてボギー。最後にパーでスタートしたのは、昨年8月の「全米プロ」まで遡る必要がある。

そして、この日記録した4アンダー「66」は、ウッズのスコアとしては平凡に思えるかもしれないが、これは昨年3月の「WGCキャデラック選手権」最終日以降の自己ベストで、初日に限定すると、2013年9月の「BMW 選手権」以来のロースコアだ。

「みんなが『そんなことを言うのはおかしい』と思っているのも知っていたけど、そんなにひどくはないと感じていた。もう少しなんだとね。何カ所か微調整をして、それがうまくいった」とウッズ。2週間前の「全米オープン」では、プロ転向後の36ホール・ワーストスコアを記録したが、この日は12位発進とし、立ち直りの兆しを見せた。

この日は7バーディ、1ボギー、1ダブルボギー。「スコアが表すよりも、良いショットが打てていた」とウッズは言う。「最近も、手に残る感触や、体の感じは悪くなかった。試合のリズムとか、流れに入れるかという問題で、今日はそれを見つけたんだ」。

調子が上向いてくると、しゃべりも軽快になってくる。6番のダブルボギーについて聞かれたウッズは「バンカーのライは良かった。56度か60度のウェッジのどちらを使うか話していて、今週は56度でバンカーショットの練習をしていなかったけど、このショットは60度では距離があり過ぎるからと、56度で打ったんだ。見事なホームランだったね」とおちゃらけた。

現在、PGAツアー通算79勝はサム・スニードの通算82勝に続いて単独2位。ウッズが最後に優勝したのは2013年の「WGCブリヂストンインビテーショナル」。この日のラウンドは復活への第一歩か。(ウェストバージニア州ホワイトサルファースプリング/今岡涼太)

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