2015年 ザ・グリーンブライアークラシック

史上ワーストの全米から…ウッズ、生涯2度目のグリーンブライヤー参戦

2015/07/02 07:46
プロアマラウンド中、笑顔を見せるタイガー・ウッズ

2週間後には聖地・セントアンドリュースでの「全英オープン」を控え、タイガー・ウッズは2日(木)から開幕する「ザ・グリーンブライアークラシック」に、2012年以来3年ぶりに参戦する。大会前日はプロアマ戦に出場し、4アンダーというまずまずのスコアでラウンドすると、「ティショットの調子はいい。全米オープンから少し進歩した」と前を向いた。

2週間前にワシントン州にあるチェンバーズベイで行われた「全米オープン」で、ウッズが記録したのは、初日「80」2日目「76」の通算16オーバー(パー70)。2日間合計「156」ストロークは、プロ転向後の36ホール自己ワーストスコアを更新した。(それまでは、今年1月の「ウェイストマネジメントフェニックスオープン」での「155」)

「全米オープン」後、「しばらくクラブを握らなかった」というウッズは、子供たちと共にバハマでシュノーケリングや釣りをしてリラックスしたという。「子供たちと、あんな風に夏休みを過ごすのはいいね。特にあんなプレーをしたあとではね」と、穏やかな表情で振り返った。

14回で足踏みを続けているメジャー優勝回数に対し、プロ転向後の予選落ちはチェンバーズベイで13回目、MDF(“made cut did not finishの略”で、予選通過を果たしても、第3ラウンド終了時に再びカットラインを設け、最終ラウンドに進出できない)を含めると14回目に到達した。キャリア最大の不調に立ち向かうウッズだが、「明日が楽しみだ。また優勝争いがしたいよ」と静かに微笑んだ。(ウェストバージニア州ホワイトサルファースプリングス/今岡涼太)

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