2015年 全米オープン

めまいに苦しむデイ 首位タイに浮上

2015/06/21 13:14
体調不良を引きずったまま、首位タイに浮上したジェイソン・デイ

ワシントン州にあるチェンバーズベイで行われた海外メジャー第2戦「全米オープン」の3日目に、2アンダー「68」で回ったジェイソン・デイ(オーストラリア)が、通算4アンダーとして首位に並んだ。2日目の最終ホールにめまいで倒れ、この日のプレーが心配されたが、無事に18ホールを回り切った。

「コースに来たときは気分が悪く、前半9ホールは薬の影響で足元がフラフラした」というデイ。後半に入り薬が抜けると、今度は13番ティ付近で再びめまいに襲われたという。「それに1日中、吐き気がしていた」。16番では震えにも襲われたという。

スコアカードを見れば、前半は2ボギー。後半に入り5バーディ、1ボギーとスコアを伸ばしたが、体の状態はひどかった。

「昨年もめまいに襲われて、そのときはその後プレーをしなかった。今回はそれよりひどい。とにかく今日を乗り切って、どうなるか様子を見るだけだ」とコメントして、すぐにコースを後にした。

第3ラウンドを終え、首位タイに並んだデイだったが、ホールアウト後のメディア対応は行わなかった。その代わり、少しして以下の声明を発表した。

「ラウンド後、メディアと話す機会を逃したことを後悔している。でも、とてつもなく疲れていて、休養と医療チームとの相談が必要だった。これまでのサポートを深く感謝しているし、理解してくれることを祈っている。少し休んで、最終日に向けて体調が良くなることを願っている。全米オープンは自分にとってとても重要な大会だし、明日を楽しみにしている」(ワシントン州ユニバーシティプレイス/今岡涼太)

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