2015年 ザ・メモリアルトーナメント

石川遼 出だしに躓き大きく出遅れ「スキルの問題」

2015/06/05 09:52
102位と出遅れた石川遼。いきなり予選落ちのピンチに瀕した

オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで開幕した米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」初日。石川遼は2バーディ、5ボギーの「75」で回り、3オーバーの102位タイと大きく出遅れた。

風のないコンディションで上位が演じたのはバーディ合戦。石川は出だしに痛恨のミスを犯して、それに付いていけなかった。1Wでのティショットを1番で左に、2番を右に大きく曲げて2連続ボギー発進。4番(パー3)で7mのフックラインを沈めてバーディを取り返したが、挽回には至らなかった。

両サイドとグリーン周りの深いラフは、選手たちを高い確率で“1ペナルティ”のピンチに招く。この日の石川のフェアウェイキープに成功したのは、パー3を除く14ホールのうち6ホールとチャンスをなかなか作れない展開を抜け出せなかった。

また、15番(パー5)では3Iで2オンを狙った2打目をグリーン左の丘に曲げてボギーを叩き「すごくもったいなかった。フェアウェイの真ん中から左だけはダメなのに左に打ってしまう。自分のスキルの問題」と、うなだれた。

1週間のオフ明けの今大会は「コロニアル(前試合のクラウンプラザインビテーショナル)の時よりも、納得いくスイングができて、いい感触で打てている」と好感触を持って会場入りした。「それが最初の2ホールで出来なかったのが悔しい。要所でミスが出てそれがスコアに出た」。まずは予選通過がかかる2日目。「とにかく諦めずに」と、自らに言い聞かせるように話した。(オハイオ州ダブリン/桂川洋一)

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