2015年 チューリッヒクラシック

石川遼 アイアンに不満も「ギリギリ優勝争いに間に合う位置」

2015/04/24 10:47
2アンダーの暫定50位。石川遼は可能性を感じさせる6バーディを奪ってみせた

米国南部ニューオーリンズにあるTPCルイジアナで開幕した米国男子ツアー「チューリッヒクラシック」の初日、雨による1時間強の中断を挟んで12選手がホールアウトできなかったが、石川遼は6バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの2アンダー「70」でホールアウト。暫定50位で初日を終えた。

10番スタートのこの日、石川は11番(パー5)、14番(パー3)、16番と3バーディを先行させた。16番ではピン上2mのバーディパットを沈めたが、ちょうどその時にぱらつきはじめた雨が、17番のティグラウンドに立ったときは本降りに変わっていた。

「晴れていてもあのスイングになったのかは分からないけど、タイミングがずれたのは事実」。4Iでのティショットをグリーン左サイドの池に入れ、このホールをダブルボギーとしてしまう。

続く18番のティショットを打ち終えたところで、大雨のため競技は1時間18分の中断を挟む。再開後は1番、3番(パー3)と3mほどのバーディパットを沈めたが、距離の長いパー4が続く、警戒していた4番からの3ホールでは1度もパーオンできずに2ボギーを叩く。7番(パー5)でバーディを取り返して結局2アンダーでフィニッシュしたが、「アイアンで4、5打は損した感じがする」。

フェアウェイキープ率は78.5%と安定していたが、パーオン率は61.1%に留まった。「フェアウェイから打っているミドルアイアンがグリーンに乗っていない。普段なら悪くてもグリーンに乗るショットが外れている」。アイアンの修正をこの日の課題とした。

ショットに不満は残しながらも、首位と6打差のスタートに「ギリギリ優勝争いに間に合う位置。まだまだ諦めないし、むしろ自分にとってはまあまあ良いスタートだと思う」と石川。スロースタートの初日は自覚している。明日以降、じわりと浮上していければいい。(ルイジアナ州ニューオーリンズ/今岡涼太)

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