2015年 ソニーオープンinハワイ

20代最後の年 池田勇太は決意の今年初戦

2015/01/14 13:49
キャディは地元のシャキール氏を起用。コースを知り尽くす頼もしい相棒だ

日本男子ツアーの選手会長として3年目のシーズンを迎える池田勇太は、昨年12月に29歳になったばかり。この2015年を“20代最後の年”として、また3年間をひとつのスパンとして考えていたという選手会長職も“最後の1年”と見据え、並々ならぬ意気込みを見せている。

その1年が、15日(木)から開幕する米国男子ツアー「ソニーオープンinハワイ」で新年早々にスタートする。昨年末は選手会長としてスーツを着込んで駆け回り、クラブを握ったのは前週8日(木)にハワイに入ってから。

「日本ツアーが終わってまだ1カ月だし、自分としては準備できずに来た。それでも、このチャンスをつかんだ以上、どんな状況であれやらないといけないし、戦うだけじゃなく、ものにしないといけない」と池田。「目標はベスト10や、ベスト5」と断言した。

キャディには、数年前からのゴルフ仲間という、ワイアラエCCメンバーのシャキール・アーメッド氏(48歳)を起用した。「過去2年間、この試合には出させてもらったけど、パット数の少ない選手が上位にいる。いかにパットでチャンスを拾えるか。グリーンで最高の信頼がおけるパートナー」と、ラインの読みに全幅の信頼を寄せている。

“シャキオ”と呼ぶ新キャディとのコミュニケーションは良好だ。アーメッド氏もフェード打ちのため、コース攻略のイメージも似通っている。「何日か一緒にいて、意思が通じ合う感じも出てきたし、良い結末で終わらせたい」と、気合充分だ。

「まずは予選2日間で良いところにいるのが大事」。初戦から、アクセルは全開だ。(ハワイ州ホノルル/今岡涼太)

2015年 ソニーオープンinハワイ